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リーダーシップはあるが共鳴共感力がないサイコパス
サイコパスの脳内構造
サイコパスの定義は、今日でもいまだふたしかなもので、一般的には精神病質と表されています。特徴としては、対人関係における共鳴共感力の欠如や、良心をもっていないなどの特徴をもっています。
ただ、決して凶悪な殺人犯だけを指す言葉ではなく、人を思い通りに操縦しようとしたり、人の気持ちを引きつけたりといった特徴もあります。
良い意味でも悪い意味でも、カリスマ性があり、リーダーシップがある人が多いといわれています。
そのため、経営者になりやすいともいえますが、良心をもっていないため、感情を制御することができず、犯罪を犯してしまう可能性も少なくはありません。
ただ、現在でも、サイコパスを決定づける何かはまだ確立していませんから、誰しもサイコパスの特徴をもっているといえますし、身近にいても全く不思議ではありません。
サイコパスの脳の特徴
良心がかけているサイコパスですが、その原因は、脳の一部である前頭葉で前頭前皮質の機能として、衝動を認知する部分の働きが鈍く、理性的な認知をする部分の動きが速いことが解明されています。
そのため、サイコパスは、常に冷静で自分の思いのままに人を動かす知恵を生み出すことができ、リーダーシップがあると思われています。
ただ、脳の構造をみてみると、恐怖や憎悪、快楽の感情をコントロールする扁桃体をつなぐ部分と、感情のコントロールをする前頭葉の一部をつなぐ接続部分が欠落しているため、問題行動をおこしても罪悪感を全く感じないという特徴をもっています。
サイコパスは、幼少期の生活は親から性的虐待を受けていたり、貧しいといった環境で育っていることが大半ですが、ただ、裕福な家庭で育っていても、残酷で共鳴共感力のない、冷徹な行為がみえてきます。
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