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サイコパスはその場限りの刹那的快楽だけを求めるわけではない
快楽殺人鬼=サイコパスではない
サイコパスはフィクションなどで極めて残酷な快楽殺人鬼として描かれることがあります。
例えば「羊たちの沈黙」で描かれた最高の知識を誇る最悪の殺人鬼、ハンニバル・レクター博士などは代表的な存在でしょう。
こうしたフィクションがあるために「その場限りの刹那的快楽を求める殺人鬼だ」とイメージされることが多いのですが、そうしたイメージはあくまでもフィクションのものに過ぎません。
現代社会において殺人を犯すということは自身に刑罰というとんでもない不利益を与えることが分かっていますから、刹那的快楽を求めての、衝動的で猟奇的な殺人をすることはほとんど無いのです。
認識しづらく回避しがたい恐怖
さて、しかしながら「だから大丈夫だ」と考えることは出来ないというのも知っておくべきでしょう。
サイコパスが刹那的快楽を求めてその場限りの行動を取ることはほとんど無く、そうした特徴はどちらかというとソシオパスの方に見えるものです。
しかしサイコパスにとって問題になっているのは自身が刑に処されるという不利益であり、この問題がクリアできるとわかったのであれば自信を持って罪を犯すことでしょう。
例えば1972年から1978年にかけて33名の青少年を殺したジョン・ウェイン・ゲイシーを見ると、彼は建築ビジネスで成功を収めて有名な実業家として生活をしていました。
彼は犯罪を隠すことが出来ない状態にあった時には一人も殺さず、いくつかの罪を犯してはいましたが1年6ヶ月で模範囚として出所するなど社会的に見ればそこまで悪人であったわけではありません。
しかし釈放の後にとある事情で人を刺殺してしまった際、床下に死体を隠すことで逮捕を免れたゲイシーは「殺人をしても捕まらない方法がある」と気づき、連続殺人に手を染めていくことになります。
このようにサイコパスは自身に不利益があるならば罪を犯さないものの、不利益から逃れる術があると分かれば殺人を犯す可能性があるのです。
普段は一般人であるために危険であると認識づらく、それゆえに回避することが難しい存在、それこそがサイコパスであると言えます。
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