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サイコパスは社会病質者と似てる特徴がある
類似点と相違点
サイコパスと社会病質者は似てるので、一見ほとんど同じに思われます。両者とも、同じように他者に対する共感性や感情移入といったような、普通の人間にある当たり前の感性が欠けているのです。自分のためなら、他人は利用しても構わないとか、自己中心的な考え方を基準にして行動するところも同じです。
ですから、ほとんどの点において共通性があるのですが、両者の決定的な相違点は、ずはり社会性にあります。社会性があり、一般社会に溶け込むことができるのが、サイコパスです。社会では高い地位について仕事ができて、コミュニケーション能力が高く、人望のある人物でさえあるのです。
そういう点では、ごく普通の人間に見えてしまうサイコパスは、見つけることも気付くことも難しいわけですから、脅威的な存在と言えるでしょう。
受ける被害の類似点と相違点
両者は似てるため、そういった人間に出会った場合の被害も似てると言えるのでしょうか。実は、この両者には決定的な相違点があるため、必ずしも被害が似てくるとは限らないのです。
まず、サイコパスは社会的には普通の人間である一方、社会病質の場合は、社会性が非常に低い人間であることが多いです。社会に馴染めず、反社会的な言動でトラブルや犯罪を犯すことが多いのです。ですから、一般市民とは違う感覚であるために、すぐに気づけることが多く、避けて近付かないようにすることができます。
無差別殺人などの対象として出くわすようなことさえなければ、日常的に出会うことは少ないでしょう。
一方で、サイコパスの場合は、社会的に成功者である場合もあるので、犯罪は犯さないにしても、徹底的に相手を追い詰めて破滅させようとする可能性もあるので、注意が必要な存在と言えるでしょう。
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