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サイコパスは同情心を利用してくる
サイコパスは同情心を利用する
サイコパスの行動にはさまざまな特徴がありますが、その一つであり最も厄介なものとなっているのが「同情心を利用する」ということです。
サイコパスは他人を害する犯罪傾向が強い人材というイメージを持っている人も少なくは無いでしょうが、実際には犯罪を犯すよりも、日常的な行動において自身の利得を最大化しようとする傾向の方が強いです。
そもそも同情とは何かというと、これは良心をもつ人間が感じる「相手の力になってやりたい」という気持ちのことです。
例えば目の前で二人の人間がいて、上司らしき人が部下らしき人を手ひどく叱っていたとしましょう。
部下の方は上司からの叱責に耐えかねて、涙を流しています。
こうした状況を見るとおおよその人は部下の側に同情を抱き、出来ればその場を収めたいと考えるはずです。
サイコパスはこの心理を使って自身の味方を増やそうとするわけですから、非常に警戒が必要と言えます。
他人に寄生するサイコパス
またこの同情心を利用するという考え方はサイコパスの生き方にも影響を与えます。
サイコパスというのは人間としての魅力に優れており、多くの人を味方に付ける能力を有しています。
このことは通常の人からすれば非常にうらやましい才能でしょうが、サイコパスはこの能力を自身が楽をして、最も利益を大きく出来るように使っているのです。
例えば自身に優しくしてくれる人がいればその人にさまざまなものを買わせ、自分に同情してくれる人がいれば仕事を手伝ってもらおうとするでしょう。
そしてもしそれが出来なくなった、例えばお金が無くなったり、働くことが出来なくなったなどの場合には、そのお世話になった相手を捨てて別の寄生先を探すのです。
困っている人を放っておけないと考えている人ほどこの被害に遭いやすいですから、もし相手が過剰に自信を頼ってくるようであれば距離を置くようにした方が良いでしょう。
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