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サイコパスの個性に嘘をつくタイプが多い理由
表面的性格と実質的個性との乖離
サイコパスには良心が欠如していると言われていますが、一見すると社交的で口達者な場合が多くあります。それは、裏を返せば捕食者としての性質で、相手を自分の都合に合わせて利用するため、先ず、警戒心を解くことから始めるわけです。そして、一度、相手から信用されて気に入れられれば、その人を落とすのは容易になると言えます。
サイコパスは、その事をよく知っているので、初対面の人に対しても非常に愛想がよく、丁寧に接することが出来るわけです。勿論、それはあくまで演技であって、良心から行なってるのではないと言えます。しかも、善人を演じることに良心の呵責を感じることもないので、罪悪感に苛まれる事も一切ないわけです。そうした意味では、一流の役者にも匹敵する才能があると言えます。
それでも、全てのサイコパスと称されるタイプが口達者な社交的性格だとは限りません。但し、程度の差こそあれ、表面的な印象と実質が隔離しているのが、この特質の特徴になるわけです。
嘘と現実との混在
サイコパスの個性として、よく嘘をつくことが挙げられます。自分を偉大に見せたり、人から同情を買う手段としても用いられ、全く罪悪感を伴わずに行われます。世界は自分を中心に回っていると本気で考えているので、他人を操ることに全力を傾けるわけです。
いってみれば、幼少期の子供と同じで、母親に自分の要求を通すために、泣き叫ぶことに近いと言えます。泣き叫ぶ代わりに、知恵を尽くして、他人を操ろうとするわけです。
サイコパスは、日常的に嘘をついているので、時には嘘と現実がつかなくなることが屡々あり、嘘の自分を本当のことだと思いこんでいる場合も多くあります。周りがそれに巻き込まれてしまっているケースも多く、事態を一層複雑にしていると言えます。時にはカウンセラーなどの専門家さえ騙されるほどで、この特質の根の深さを現しています。
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