自己中心的なサイコパスと健康的な脳との関係

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自己中心的なサイコパスと健康的な脳との関係

サイコパスの特徴

サイコパスと称される人の特徴としては、凶暴性や幻覚症状、そして異常行動などが挙げられますが、そうした性質を有している人が全てこの特質を持つとは限りません。人間は健康や精神的に不安定になっただけで、思いも寄らぬ行動をとる場合もあるからです。

 

この特質と狂気の違いとなると、心理学的な分析になりますが、それには精神病質に関するチェックリストを用いるのが、有効な手段だと言えます。心理学者のロバート・D・ヘアの定義によると、サイコパスの特徴としては、良心が異常に欠如していることが先ず挙げられています。良心に準じる概念は社会的通念ですが、それが欠如していることで、他者に対して冷淡になるわけです。

 

それ以外の特徴として、慢性的に嘘をつくことや行動に責任が取れないこと等が挙げられていますが、何れにしても自己中心的であることから派生する特徴だと言えます。場合によっては、自己中心的という言葉さえも軽くなるほど、サイコバスには人を人と思わない特質があるわけです。

 

サイコパスが生まれる原因

サイコパスが生まれる原因は特定されていませんが、一般的には脳障害の一種だと言われています。特に前頭葉が関係している事が分かっており、幼少時の虐待や生活環境の劣悪などが、健康的な発達を阻害すると考えられています。

 

一方、米国の或るプロジェクトによる調査報告では、この特質がある人の持つ共通の性質遺伝質に関して言及されており、この特質が遺伝子にも関係している事が示唆されています。

 

世界の地域には、犯罪者の村というのも存在しており、犯罪者の血筋が受け継がれていると言えます。特に凶悪と称される事件を起こした者の中に、サイコパスの割合が高いと言われており、日本でも昔に限らず現代においても、該当する事件が多々発生しています。

 

2005年の北海道・東京連続少女監禁事件をはじめ、2009年の首都圏連続不審死事件、そして2008年の秋葉原通り魔事件などが有名で、オーム真理教事件も該当すると言えます。

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