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テレビで取り上げられる連続殺人犯はサイコパス?
連続殺人犯=サイコパスではない
連続殺人犯としてテレビなどで取り上げられた人に対して「サイコパスだったのではないのか」と言われることは少なくありません。
もちろん可能性が無いというわけではありませんが、本来の意味で考えれば連続殺人犯であることがそのままイコールで結び付くわけではないというのには注意が必要です。
このサイコパスというのは精神病変の一種であり、定義としては「反社会的な人格を持ち良心や善意を有さない人」というのが最もよく使われています。
そのためもしテレビで取り上げられた犯人が家庭を持ち普段は温厚に過ごしていて、何らかのトラブルに巻き込まれてしまってやむにやまれず連続殺人に手を染めてしまった等の場合には当てはまらないわけです。
この定義があいまいになっていると言葉の使い方も間違えたものなってしまいますから注意しましょう。
サイコパスと呼ばれる殺人犯とは
では具体的にサイコパスと呼ばれる殺人犯としてはどういった特徴があるのかと言うと、まず最も重要なのは「その犯罪の発生に明確な原因が無い」ことです。
例えばある人が妻に浮気をされて浮気相手を殺したという事件の場合、これは明確な原因が存在しています。
しかしサイコパスと呼ばれるような人格を持つ人の起こす事件は概して理由に乏しく、例えば「女性だったから」といったものや「子どもだったから」といったようなものが見受けられます。
また過去にアメリカで逮捕された連続殺人犯は「殺人は息をするのと同じだった」と獄中で述懐していたとされており、このような良いことと悪いことの区別が付かず、ただの生活リズムの一つとして犯罪行為を組み込むのも特徴と言えるでしょう。
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