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メディアにおけるサイコパスの表現と実態の乖離
メディアにおけるサイコパスの表現
サイコパスというキーワードはインターネットを含むさまざまなメディアによって取り上げられるようになっており、一昔前と比べると多くの人が知る言葉になりました。
ではメディアではどういった描かれ方をしているのかというと、やはり多いのは「快楽を目当てとして犯罪に手を染めることを厭わない性格を持つ極悪非道な大罪人」といったところでしょう。
実際のところ傾向を持つ人物の中にはそういった大罪人として裁かれた人はいますし、欧米では過去に10人以上の罪のない市民を自身の享楽のために殺し、その果てに死刑に処された人もいます。
ただそうした姿と実態には大きな乖離があることが少なくなく、誤解によって誤解が広まっているのは事実として受け止めなくてはなりません。
サイコパスの実態とは
ではそうしたメディアでの在り方と実態にはどういった乖離があるのかと言うと、まず基本として押さえなくてはならないのが、こうした性質を持つ人はそう珍しいものではないということです。
人口比率は地域差があるために一概には言えませんが世界的に見て少ない部類に入る約2.5%ほどは存在しているのではないかと指摘する研究者がいます。
東京の人口が1362万人であると仮定すると東京だけでも29〜30万人ほどのサイコパスが生活していることになりますから、その全員が極悪非道な大罪人であるとすれば正常な社会は維持できていないはずです。
サイコパスは犯罪を起こす可能性が一般人よりも高いかもしれませんが、だからといって全員が犯罪者になるわけではありません。
また他人に対して愛情や友情といった感情を持たないという性質は時としてその人の才能として開花することもあります。
特に団体の指導者としてあらゆる人間に対して同じ価値観を持って接して必要に応じて残酷な判断を下せるというのは、倫理的にはどうあれ一種の才能であるのは間違いないでしょう。
平均的な人間からすれば特殊な人間であるとは言え、サイコパス社会を構成する一員であると捉えることが大切です。
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