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日本にサイコパスや反社会性パーソナリティ障害はいるのか
日本でサイコパスや反社会性パーソナリティ障害が知られるようになったキッカケ
日本では、こういった言葉は耳慣れない人の方が多かったのですが、最近では一般社会にも浸透しつつある言葉になってきています。その背景には、社会を震撼させるような凶悪犯罪が起きたことにあります。今まで、犯罪というのは、単に物盗りや怨恨といった、単純な理由によるものがほとんどだと考えられていました。
ところが、信じられない理由による殺人や、恐ろしい犯罪行為をする人間が出てきたことで、社会の中に、反社会性パーソナリティ障害やサイコパスの人間が紛れ込んでいることに、人々が気付き始めてきたのです。その代表的な犯罪は、幼児連続殺人事件や、酒鬼薔薇聖斗による殺人事件、または最近では障害者施設での大量殺傷事件などです。これまでの犯罪の常識を覆すような凶悪事件が度々起きているのです。
日本における犯罪とパーソナリティ障害
サイコパスは、自己愛性パーソナリティ障害によって起きる人格障害です。一方で、犯罪者に多いタイプは反社会性パーソナリティ障害です。ですから、犯罪を犯すような凶悪な人格を持つ反社会性人格障害者は、自分の欲望や欲求を満たすためなら、平気で殺人を犯します。
それは、単に他人の財産を奪うための窃盗や強盗であるだけでなく、性的な欲求を満たすための誘拐や強姦、小児性愛などの形で現れます。幼児性愛で連続殺人を犯した宮崎勤の事件は、日本において反社会性人格障害による連続殺人が起きるということを知らしめて、世間を震撼させました。
サイコパスはアメリカのFBIで連続殺人鬼を調査研究した結果、世間に知られるようになりましたが、国内でも快楽殺人による連続殺人が起きたことは、当時としては非常に驚きだったわけです。
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