サイコパスは、言語能力を司る認知機能に障害がある

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サイコパスは、言語能力を司る認知機能に障害がある

サイコパスとは

サイコパスは、精神病質、サイコパシーのことで、心理学用語であり、主に異常心理学や生物学的精神医学の分野で使用されています。

 

サイコパスの特徴は、極端に自己中心的で、冷淡で共感がなく、良心をもっていません。

 

ほとんどの場合、先天的に脳の前頭葉に問題があるとされていますが、幼少期の虐待によって脳の委縮がおこり、後天的に発症するケースもあります。

 

8〜9割のサイコパスは、言語能力に障害があり、左脳で行われるはずの言語処理を右脳で行っています。

 

特徴としては、常に嘘をつき、無責任で問題行動が目立つ、衝動的に行動するといったことが挙げられますが、その一方で口達者で魅力的という一面もあり、そのため、企業のトップや弁護士などの職業についている人も少なくありません。

 

どちらにしても、冷酷で罪悪感をもっていませんから、できるだけ近づかない方がよいでしょう。

 

言語能力を司る認知機能に障害がある

サイコパスの脳は、一般の人の言語活動を行っている脳はとは異なり、通常なら左脳で行っているはずの言語処理を、右脳でおこなっています。

 

また、人間の感情に影響を与えやすい、死や愛といった言葉を、無機質な印象を与える言葉に対する脳の反応と全く変わらない反応を示し、良心や愛情などを全くもっていないことが判明しています。

 

脳の機能については、まだ解明されていないことも少なくありませんが、生まれた時から、特殊な脳を持っていると考えられます。

 

サイコパスではない犯罪者の場合には、家庭環境と犯罪との関係にははっきりとした相関関係がありますが、サイコパスの場合には、育った環境に関係なく、中学生になると犯罪に走る傾向がみられます。

 

このため、サイコパスの誕生には、遺伝子という要素が強く関係していると考えられます。

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