サイコパスのほとんどの人が普通に社会生活を過ごしている事実

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サイコパスのほとんどの人が普通に社会生活を過ごしている事実

サイコパスの原因は未だに、完璧に特定されていない

専門家の間でも見解が分かれています。遺伝的な要因によって人格障害が発症すると指摘する専門家もいますし、反対に教育や養育環境によって後天的にサイコパスが発症する、との分析をする人々も多いです。

 

そして更にその二つの意見を尊重する専門家も大勢いており、原因は未解明のままです。ただ、一つ確かな事があります。サイコパスのほとんどの人が社会生活を比較的穏便に送っている事です。

 

サイコパスイコール犯罪者という、かなり極端な偏見が一部のメディアでは普通に報道されていますが、それはとんでもない誤解です。発達障害等と同様に急にその言葉が世間一般に広がってきており、いわゆるワイドショーでも耳にするようなったため、人々の間での認知度が上がってきました。

 

ただ、人格障害の専門家が正しく解説する事が少なく、コメンテーターの方々が人格障害者は犯罪傾向が高い等、誤った意見を述べ、それが訂正される事なく普通に流れてしまっており、人格障害への大きな誤解が浸透しつつあります。

 

人格障害といっても、実際は千差万別

一口にサイコパスといっても、その性格的な特徴がプラスに出るか、マイナスに転じるかは十人十色です。いわゆる天職に就けば、サイコパスの欠点がむしろメリットになります。衝動的で攻撃性が高いという欠点ですが、上手く社会生活を送る上でコントロールしていき、理解がある指導者の元でトレーニングを積めば、最高のアスリートになる素質へと改善していきます。

 

ただ、周囲に本人を正しく導く大人がいないと、人格障害特有のドライな思考が強くなり、狡猾でずる賢い性格が表に出やすくなります。ただ、それでも計算高い人、せいぜい空気が読めない大人になる程度であり、いわゆる世間一般でしばしば言われるサイコパスイコール凶悪犯罪を起こす危険人物とするのはかなり無理があります。

 

事実としてほとんどの人が、いささか問題を抱えながらでも社会生活を普通に営んでいるのが、その証拠となります。

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