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サイコパスは残虐な犯罪に手を染めやすい?
サイコパスは残虐な犯罪に手を染めやすい?
他人への親愛の情を持つことが出来ずに相手をあたかもゲームのキャラクターのように考え、そして欲求さえ生じてしまえば殺してしまうというのはサイコパスの大きな特徴であると言えます。
過去にはこの傾向を持つ犯罪者が連続殺人犯として逮捕されてきたこともあり、現在でもそうした考えを持っている人は少なくありません。
ただ「サイコパスだから残虐な犯罪に手を染めやすいのか」という疑問に関しては、必ずしもそうであるとは断言できません。
何を持って残虐とするかは人によって基準が異なるでしょうが、例えば一般的に言われるシリアルキラー、連続殺人鬼は間違いなく残虐な犯罪者であると言えるでしょう。
しかし欧米の社会ではこのサイコパス的特徴を持つ人は全人口の4%に該当するともされており、仮に全員が連続殺人鬼のようになるのであれば4人に1人は残酷な連続殺人鬼になる計算です。
ですが現実ではそうなっていない以上、必ずしも残虐非道な殺人鬼になるとは言えないわけです。
たぐいまれな才能と評することもある
またサイコパスという言葉は基本的にネガティブなイメージを持って使われることが多いものですが、時には「たぐいまれな才能」として評されることもあります。
特に歴代のアメリカ大統領では腕利きとされた人物ほどこのサイコパス的特徴を示す人が多いとして知られており、確かに他人の感情によって左右されず、必要に応じて相手に共感できるという性質は政治家としてこれほどない資質であるとも考えられます。
結局のところは持って生まれたにせよ後天的に発症したにせよ、それをどう使うかが問題なのだということになると言って良いでしょう。
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