サイコパスの存在は組織にとって爆弾になり得る

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サイコパスの存在は組織にとって爆弾になり得る

組織にサイコパスを抱えるということ

サイコパスには、ある種人を惹きつける魅力があります。独善的でワンマンなやり方は時にリーダーシップと受け取られることがあるからです。何かを決断しなければならない時、会議の場が煮詰まった時、こういった人の一言で進むべき道が決まることがあります。

 

サイコパスは基本的に自分の利益で動きますが、それが組織のためになることも多々あるので結果的には正解に導くという見方ができる時もあります。口も達者で魅力的な人間に見えるという面も手伝って、こんな人も必要なのだと周りに思われるサイコパスも実際に存在します。

 

性格的には難があり敵も多いが、役に立つことも多い、という評価を得られやすいとも言えます。しかし、このような人間が身近にいるという事実は、その集団にとっては爆弾を抱えているようなものです。

 

サイコパスは無共感で良心が無い

組織を引っ張るリーダーとしての面が無いと言うことはできませんが、常に周りを気遣えないサイコパスは、やはり爆弾です。他者に共感することが無いので、人の意見を聞いて自分の意見を変えることはまずありません。そちらの方が自分が得をすると思えば話は別ですが、自身の意見に真っ向から反対する人に容赦はありません。人を傷つけても心が痛まないサイコパスは相手をとことん叩きのめします。

 

自己を批判されると激昂したり、激しく取り乱す傾向があるので周りもなかなか意見が言いづらくなります。反対したいが、後々面倒なので従っておこう、と周りが思い始めると危険です。

 

組織にとっては大きな爆弾を抱えているのと同じです。爆発したら集団の中だけでなく、外にいる人にまで被害が及び、結果その集団が瓦解することだってあり得ます。うまく手綱を握る人や、良き理解者としてコントロールする人が不可欠です。

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