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サイコパスと天才の違いはどこにあるのか
サイコパスと天才の違いとは
連綿と続く人類史の中には、他の人間とは一線を画する才能を持った偉人の貢献が多数ありました。
しかしサイコパスと呼ばれるような人物にも同様に、他者とは異なる才能を秘めている人が多く見受けられます。
「なんとかと天才は紙一重」とは言われますが、これら両者の違いは明確にあります。
ではそれは何かというと「良心があるかどうか」です。
社会を構築して生きる動物である人間は、少なからず良心をもっているのが普通です。
苦しんでいる人を見捨てるのは良い気持ちがするものではありませんし、友人や知人が苦しんでいるのであれば助けたいと思うものでしょう。
しかしサイコパスは自身にとって利益をもたらすものにしか価値を見出さず、良心の呵責が欠如しているという特徴があります。
この差こそが非常に大きなポイントと言えるでしょう。
サイコパスは偉人になり得る
しかしながら「なんとかと天才は紙一重」という言葉はあながち嘘でもありません。
現在の研究の中では、過去に偉人としてたたえられた人の中にはそれなりにサイコパス的傾向があった人物がいると指摘されています。
またビジネス界において大成功をおさめた人物、現在だとCEOと呼ばれるような立場にある人物や、その業界においてエリートと呼ばれるような経済人の25人に1人がサイコパスであるということが判明しました。
一般的な人の中にサイコパスが出る確率は100分の1程度であるとされていますから、25人に1人という確率は明らかに高いと言えます。
こうしたことから「なんとかと天才は紙一重」という言葉も、あながち完全な間違いであるとは言えないのです。
もちろん「偉人は異常者だ」とまでは言えませんが、時代に名を残すこと、これまでの歴史ではあり得なかったことをなし得るということの背景には、ある程度似通ったものがある可能性が否定できないでしょう。
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