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映画にもなったサイコパスの有名人
「羊たちの沈黙」のモデルにもなったエドワード・ゲイン
サイコパスの代表格と言えばエドワード・ゲインです。映画に出てくるサイコパスの中にはさまざまな事情を背負っていたり、人生のうちで岐路に立たされた時に救いの手はなかったのかと感じることもあります。狂信的な母親に体罰を含めた偏向的な教育をされ、歪んだ性格と性的倒錯により異常な人格が形成されていったのがエドワード・ゲインでもあります。
人間の皮膚でランプシェードや洋服を作り、頭髪がついたままの皮膚をつかったカツラを身に着け、切除した女性の性器をまとっていたといわれています。筆舌しがたい惨状を目の当たりにした捜査官が正常な生活ができなくなり、その後亡くなったこともあり、その犯罪の異常性からサイコパスの中でも最も有名人といってよいでしょう。
また、サイコパスだからといって大量殺人とは限らないこともエドワード・ゲインの事例で広く知られることになります。
「IT」の殺人ピエロとして有名なジョン・ウェイン・ゲーシー
道化師ポゴとして施設を回り、病気の子供たちを励まし、地元の名士としてボランティアに励む男が、実はサイコパスでシリアルキラー(連続殺人者)でした。ジョン・ウェイン・ゲーシーは幼少の頃から、父親に暴力と罵倒で傷つけられながら育ちました。トラウマを抱えた青年は正常な成長期を過ごすことなく、同性愛という自身の性的趣向を認めることもできずに次々と少年を殺害しては自宅の地下に埋めていきます。
数あるホラー映画の中のも「IT」の殺人ピエロとして象徴的に描かれていますが、ジョン・ウェイン・ゲーシー自身がすでに地元のボランティアとして有名人で、大統領のジミー・カーター夫人であるロザリン・カーターと握手をしている写真はとくに有名です。抑圧された感情を押し殺して生き続け、ピエロになっている時だけが本当の自分であったという言葉が印象的です。
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